Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

新しい和製英語

IT業界にいると、どうしても、情報発信がUSからのため、新しい用語が英単語を使いがちになってしまします。

そんな関係から、一般的には普通の英単語でも、USでは使わない用語がでてきます。「クラウド時代になって、ガラパゴスかしたSIerは、危機だ」なんて語る人がいますが、SIer という用語は、ぼくの20年にわたる外資系生活では、日本以外に使っているのを聞いたことがありません。System Integrator という業種は、世界的に存在します。その略だとすると、SIor になりそうですが、そこは、和製英語か、SIer となります。ぼくの知る限りでの略称は、SI です。場合により、SI Vendor という用語も見かけます。

最近徐々に目につくようになってきたのが、SAP です。SAPは、世界的IT大企業に珍しくドイツの企業です。ソフトウェア企業では、世界3位で、その上には、マイクロソフト、オラクルしかいません。売上高も軽く1兆円を超えています。この数年で急激な成長をしているネットワーク経由でゲームを提供する企業(ミクシィやグリー、モバゲー/DeNA) や組織をSocial Application Provider(ソーシャルアプリケーションプロバイダ)と呼ぶ場合があるようです。

というブログがあるように、「日本国内独自の略語」です。海外に行って、I am working in a famous SAP company. とかいったら、IT業界なら、十中八九 ドイツのSAPに思われると思います。

他に、IT業界以外で気になるのは、「Flat」です。「フラットな関係でチームを作りました」「フラットに評価して」とか、よくスポーツ選手とかが使っています。「上下関係がない」「差別がない」「中立的な」みたい意味だと思いますが、英英辞書を調べた限り、そのような用例はないようです。これはどこから広まったのかなぁ。