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Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

Clouderaカンファレンス Doug Cutting 講演会 "The Future of Hadoop"

感想

昨今話題のHadoop関連の講演会に参加してきました。

Hadoopとのお付き合いは、前の仕事で、以下のような活動にかかわってきたので、比較的長く、最近のHadoopブームといってよい動きは、感慨深いところです。

上にあるYahoo!で、(おそらく当時)リーダーだった一人が、Dougさんになります。そして、Yahoo!の方々が中心となり創立されたのが、クラウデラ社となります。昨年、(今は退社されましたが) ファウンダーの一人のかたとも、ミーティングさせていただきました。

今回の来日は、『Cloud Computing World Tokyo 2011 & Next Generation Data Center 2011 』での講演 ( Apache Hadoop: A New Paradigm for Data Processing http://www.idg.co.jp/expo/ccw/2011/conference/index.html#D2-1 )のためのようです。

8月31日夜、六本木で、Clouderaカンファレンス Doug Cutting 講演会 "The Future of Hadoop" と題したイベントがあり、参加できることになりました。内容としては、スライドシェアにある以下の資料を使ったもののようです。

最後にQ/Aがあったので、最後ほうで、2点質問しました。英語を使うのが最近あまりないので、趣旨がうまく伝わらなかった部分も多く、すべてぼくの責任です。

  • 伝統的なデータベースベンダーとの差別化は何?

スライドの最初に、unstructured なデータが増えていて、企業は、そういうデータを管理するのに非常にお金を使っているというのがありました。

質問
昨今、昔ながらのデータベースベンダーやMySQLがNoSQLオプションのようなものを出してきているが、それらとの差別化はどうなのか? Facebookや金融大手では、確かにHadoopは必要かもしれないが、他の企業では、それらの伝統的なDBベンダーのオプションで、大丈夫になるのではないでしょうか?

回答は、おおよそ以下のような感じでした。

回答
差別化の1つは、ローコストだ。特にストレージ部分については、安価なもの(サーバー内蔵)が使えるためだ。2つ目は、オープンソースなので、利用者が参加・貢献していけることだ。また、小さな企業にとっては、伝統的なDBを使うことで、目的は果たせるだろうが、彼らは、成長したいという要望がある。その場合は、Hadoopを使うほうがよいはずだ。

  • M&Aがはやっているが、Hadoopのコミュニティを含めて大丈夫?

上の差別化の流れを汲みます。

質問
オープンソースだけど、最近、大手がオープンソース企業を買収する事例が多い。その場合、オープンソースコミュニティとの関係がうまくいかない事例が、散見される。Apache Hadoop のファウンダーとして、この動きをどう見るか?

回答は、おおよそ以下のような感じでした。

回答
Apache Foundationは、ひとつの会社にコントロールされないように、注意を払って活動している。(どのように、対応しているかを具体的に説明)

個人的には、非常に真摯に回答いただけたので、満足でした。クラウデラ社のみなさん、ありがとうございました。

最後に、OSSコミュニティをリードしていく方々にとって、昨今のM&Aや知的財産権の争いの影響は、避けることができません。知的財産権(例えば、商標登録の問題から、OSSソフトの名称を変えないといけない場合もあります)については、知らなかったということでは、済まされないので、Apache Foundationのようなしっかりとした財団で、運営されていくことは、非常にメリット多いと思っています。