テクノロジーの進歩が英語を遠ざける
先日の飲み会のときに話。
VTRプレイヤーが高かった頃は、電気屋のおっちゃんが、機械をかってくれたお父さん向けに、「洗濯屋ケンちゃん」というのがタダでついてきたんだよ なんていう昔話をしていたのでした (まさに、「むかしわー」っていうやつです。ちなみに、僕はみたことありません。家にはVTRプレイヤーがなかった)。
実は、VTRプレイヤーのころは、洋画といえば『吹き替え』よりも『字幕』の方がレンタルショップにも数が多かったもので、米映画を観る=英語を自然に聞く機会が多いということでもありました。
数年前に実は気がついたことではあるのです。それは、今のDVD/BRプレイヤーだと、デフォルト設定では、通常、日本語吹き替えが選択されるようになっていること。ぼくは、毎回毎回、めんどくさいことに英語の選択していて、うざ!と思っていたら。。映画館も気がついてみれば、今や、吹き替え版がかなり多くなってしまっています。
そういうこともあり、人気の米TVドラマ『24』の次のような話題は、ぼくにはまったくピンきません。吹き替えをみたことがないので。でも、多くの人は、これにピンと来るんですよね。
他にも、Webサイトへのアクセスでも同じような感じに。
アクセスユーザーのIPアドレスをみて、ウェブサイトが勝手に、アクセスしてきた国や言語のサイトに自動的にリダイレクトするところが増えています。
例えば、このサイトをクリックすると、どうでしょうか? www.hp.com というHP本社サイトをリンクしていますが、日本HPサイトにリダイレクトされませんか? (ぼくは仕事上、日本法人サイトを見るよりも、本社サイトを見て調べていることが多いので、いちいち、これも、設定を変える必要があり、めんどくさい。。と思ってしまいます)
このようにテクノロジーが進歩していくと、どんどんと快適な(快適っぽい)環境を提供してくれるのですが、英語に触れあう機会ということは減っていくことがわかります。