Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

第3弾もおすすめ>『マリファナも銃もバカもOKの国 言霊USA2015 』(町山智浩著)

町山智浩さんの週刊文春連載コラムの書籍化第3弾である『マリファナも銃もバカもOKの国 言霊USA2015 』を読了。第1弾「教科書に載っていないUSA語録」から、米国での流行語、失言、名言をキーワードに、最新の米国事情を批評するスタイルで、これで3冊目になりました。相変わらず、おもしろいので、おすすめ。

町山さんは、映画評論家であり、コラムニスト。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。いまだと、TBSラジオ「たまむすび」の火曜日レギュラーで、コーナーはポッドキャスト全世界で聞けます。

町山さんの本を読むというか、コラムを知るようになったのは、『TVブロス』の「まいっちんぐUSA」というコラムから。全然当時は知らない人でしたが、おもしろなぁとずっと読んでいたです。後々、町山さんが、日本にいた頃は、『別冊宝島』の多くのシリーズ(よく読んだ)や『トンデモ本の世界』を担当していたと知って、「あー、ずっと読んできたんだな、この人の本」と思ったものです。

町山さんの切り口は、普通のアメリカ人が普段接しているメディアなどの情報を独自の視点で伝えてくれるものです。なので、テレビや日本の新聞ではあまり話題にならないことも、よく紹介されます。
例えば、Slender Man 。Slender Manは、子どもをさらう謎の怪人という都市伝説です。日本で言えば、トイレの花子さんとか、口裂け女 とかいろいろありますね。こういうのって、まず、大手メディアにはでませんが、簡単な文化的な背景も含めて、紹介してくれます。

僕のように米国TVドラマをよく見る人は、番組の背景がわかるというのもメリットです。例えば、民間の武装組織ミリシアの解説などもあります。

どこかのコラムで、町山さんがよく情報収集でよく読むのが、スーパーのレジの横でおいている女性誌のような、エリートが読まない(日本ではあまり取り上げない)ものが多いというのがありました。なので、英語もいきいいしていますし、とてもいつも内容が普通の人の話題な感じがして、楽しいです。

でも、やっぱり、すごく芯の強い人なので、ぴりっとした批評が入っているのも、いいところです。