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Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

フィンチャーファンなら必見の『ハウス・オブ・カード 野望の階段』

この数年の趣味の1つが、米国ドラマを見ることです。もちろんのことの『24』は見ていますが、毎日のように録画して見るようになったのは、ちょうど、独立を決めて登記までやることがなかった時期にぶっ続けで見てはまったからです。

世界的に今は、米国ドラマが流行っているので制作費が増え、今まで映画中心だった俳優、監督もTVドラマに参入してきています。そういうこともあり、100億円を超える制作費を持つドラマも出てきています。

日本では、もちろんのBS/CS/ネットなどの環境が良くなっての視聴もあります。そして、今までのレンタルという方法もあります。ただ、今はコストだけを考えるとシリーズのコンプリートパッケージ版というのが発売されることが多く、数年たつと1000円台で販売されていることも珍しくありません。

ということで、今回から数回シリーズで、一気視聴がおすすめのテレビドラマシリーズをと。。

初回は、ドラマの最新シーズンの全話を“イッキ見”したいファンの要望を実現した、ネット配信最大手の一社ネットフリックスが制作した『ハウス・オブ・カード 野望の階段』。購入する場合は、
アマゾンだと定価1万円が半額以下の4000円台。

『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 は、元々BBCで制作されたドラマのリメイク。リメイクは、映画監督のデヴィッド・フィンチャーと主演男優のケヴィン・スペイシーらが制作総指揮をつとめます。アメリカで“TV界のアカデミー賞” エミー賞において、ネット配信で初公開されたドラマシリーズとして史上初めて受賞しました。24路線のエンタメではなく、「言葉」で見せるドラマです。俳優のうまさが本当に際立ちます。

あらすじは以下。

新大統領誕生に沸くワシントン。
その立役者フランシス(スペイシー)は、大統領選に尽力した見返りとして国務長官の地位を約束されていたが、新政権発足と共に白紙に戻されてしまう。
突然の裏切りに怒り心頭のフランシスは、妻クレア(ライト)の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。
信頼を置く腹心のダグ(ケリー)、野心的な女性記者ゾーイ(マーラ)、さらにはスキャンダルまみれの若手議員ピーター(ストール)らを巻き込んで、フランシスは新たな野望への階段を上り始める。

この謀略ですが、多くの場合はかなり痛快なストーリーだと思いますが、いくつは本当に苦い、どろどろとした人間の裏切り、嫉妬を利用した、はっきいって、「政治って、いや!」になるですね(でも、おもしろいですよ)。個人的に好きなキャラクターは、ピータールッソ、その秘書クリスティーナ・ギャラガー、そして、女性記者のゾーイですね。嫌いなのはフランシスとクレアです(って主演男優女優。。)

ネット配信ということもあり、地上波のR指定が緩いためにベッドシーンが結構あります。びっくりするくらいに前半は出てくるので、親子で観るとかは避けた方が良いです。

ドラマの見どころをいくつかあげると。

- デヴィッド・フィンチャーを他の作品を思い出さずにいられない

シーズン1,2では、最初の2話しか監督をしていませんが、最初に造形を作ったという意味で、フィンチャーの影響が大きいです。主演女優のクレアは、「ゴーン・ガール」の主人公エイミー(ロザモンドパイク)にしゃべり方、雰囲気が似ています。特ダネを取るには、「女を武器にする」ゾーイは、『ドラゴン・タトゥーの女』の主演リスベットを思い出します。ゾーイ役は、『ドラゴン・タトゥーの女』リスベット役のルーニー・マーラの姉であるケイト・マーラなので、似ています(ケイトは、今年甲迂回の大作ファンタステックフォーで主演の一人。今年の一人になるでしょう)。また、ゾーイがつとめる新聞社の雰囲気は、『ゾディアック』の感じがします。もちろんの映像感は最近のフィンチャーの雰囲気です。これは、観ると感じることができます。

- ケヴィン・スペイシーの悪役ぶり

はっきりって、今、一番嫌いな人!です(役柄ですよ)。嘘、裏切りなんでもありです。シリーズ冒頭に、交通事故で死にかけた犬を苦しんでいるので、そっと首を絞めてさっくりと殺すようなそんな割り切りのある役柄です。さらに、すごい秘密もあるけれど、それはシリーズ中盤以降に。

- 実際の米国政局をモチーフとしている

最近話題になっている政局をドラマに取り入れているのも特徴です。シーズン2には、日本と中国の尖閣諸島での争いが1つの中核エピソードになっています。

あと、このドラマを観るときに知っておいた方が良いことが、米国政治の仕組みです。

- 院内総務

ケヴィン・スペイシー扮するフランシス・アンダーウッドが当初つとめています。院内総務とは、大統領制のアメリカならではのことだと思いますが、民主党あるいは共和党の上院・下院の党の代表です。今回アンダーウッドが属するのは、民主党で、新しい大統領も民主党という設定。では、大統領が、民主党党首という訳ではないので、議会としての党の代表はというと、院内総務になります。

- 院内幹事

院内総務を補佐する人が、院内幹事になります。

この院内総務と院内幹事のポストの取り合いも1つの焦点です。本当は違いますが、イメージしやすいとすれば、与党の幹事長や党三役の取り合いと考えるといいかと。

その中で、日本の政治との大きな違いは、政治家自らが、法律を起案して投票に持ち込んでいくことです。この法律案をいかにして実現していくかが政治力となります。このあたりは、本当に立法府ということがわかるシーンが満載されています。

米国ではシーズン3が配信開始され始めたので、日本では、夏くらいにネットフリックスの日本事業開始に合わせて配信開始されるんではないかなと予想します。

フィンチャーファンには絶対にお勧めのシリーズです。