Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

ドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』で人の歴史を感じる

本日ドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』観てきました。

結論としては、「ものすごく良かった」。

本作は、昨年末に向けて、静かに、しかし、大きく反響が高まってきている映画です。著名人含めていろんな人が、感想、紹介しています。

あらすじ (ある精肉店のはなし ユーザーレビュー - Yahoo!映画)
は、次のような内容です。

大阪府貝塚市にある北出精肉店では、牛の飼育から食肉処理、そして販売まで全て家族の手で行っている。彼らは4人で呼吸を合わせながら熟練の手つきで牛を解体し、その後、肉は店舗に運び込まれ、きれいに切り分けられて店頭に並ぶ。7代目として家業を継いだ兄弟だったが、2012年3月には102年も代々使われてきた食肉処理場が閉鎖される

このあらすじを読んでもわかるように、テーマとして、センシティブなのですが、それを押しつけがましくなく、描いています。撮影は、1年半にわたって行われたそうです。

映画を見終わったとき、屠畜作業をおさめた冒頭の遠めの映像と最後の近めの映像が、北出家と撮影スタッフ、北出家と観客の距離感を表しているように思えました。それは、撮影期間におこる北出家のみなさんを中心にしたできごとが、綴られ、その生活、人生に触れるにつれ、北出家のみなさん、地域に近づいていく気がしたからかもしれません。

そして、地域の盆祭り、だんじり、子供の結婚式、成長する子供・孫の身長の記した柱のきずから、描き出された一家の営みから、人の歴史を感じざるをえません。

それなりにドキュメンタリー映画をみていますが、それらの多くは途中で飽きてきて、何度か再生を止めることもあるのですが、この映画はそんなことありませんでした。

この映画は、全国各地で公開されています。お勧めです。

ここからは、個人的な話。

元々、見に行く気だったのですが、急遽、本日行った理由は、前職での同じ部署の同僚に誘われたからです。実は、その部署でアシスタントで働かれていた方が、本作品の監督 纐纈あや(はなぶさあや)さんだったので、今日時間があるから、一緒に観にいこう!となって行ったのです。

今回の映画の評判を見ると、今後の活躍が本当に楽しみな映画監督になられるだろうと思います。

で、彼は、観にいった後、「焼き肉を食べたい!」と叫び、ぼくを焼き肉屋さんに連れて行きました。。この映画を観た人は、焼き肉を食べたいと思う人が多いそうです。