Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

Red Hat Forum 2013 に行ってきた

11月15日開催のレッドハット社主催 Red Hat Forum 2013
RED HAT | レッドハット・フォーラム 2013
に参加してきました。10−11月にかけて、IT業界はイベントシーズンです。僕自身もイベント運営サイドに入ったりして、多忙を極めましたが、一息ついたので、知り合いも多いイベントであるRed Hat Forum 2013に参加してきました。

昨年の恵比寿から「ザ・プリンス パークタワー東京」に移しての開催です。パークタワーは、11月前半には、VMWare 社のvForumが開催されているなど、IT関係のイベントでは、本当に使われるようになったホテルです。昔は、赤坂プリンス五色の間も人気がありましたが、取り壊しされていますので、そこを使っていたベンダーが多数流れてきていると思います。

外資系ベンダーが主催するイベントに参加するときにお勧めなのが、本社からのスピーカーセッションに参加することです。この10年以上、ジャパンパッシングが続いているため、米国本社(SAP以外はだいたい大手は米国企業)からのビジターが減る傾向にあり、アジアパシフィックからスピーカーがくることがあります。しかし、本社サイドで新しい製品やサービスが開発されている現状を考えれば、やはり、本社からのスピーカーに注目することがいいです。Q/Aセッションがあれば、積極的に質問するといいです。通訳さんもついているので、日本語でも大丈夫です。

二つ目にお勧めが、国内事例紹介セッションです。国内事例紹介は、ベンダーが注目して欲しいお客様に依頼していることもあり、先進の事例が多く、勉強になります。経験上、B2B企業よりも、B2C企業の方が、事例公開を許可していただけるケースが多いです。B2B事例も面白いのですがね。。

今回も、海外からのビジター、特に、OpenStack 関係のセッションは、満席状態が続いていました。OpenStackそのものに対する注目度が高いことがよくわかります。参加者の大多数は、現状、OpenStack 情報収集フェーズだと思っています。これから2年後くらいに国内の導入事例がいくつか紹介されるようになっていると思います(先端企業は導入していても、公開できないことも多いんですよね)。

国内事例では、参加した大阪ガス事例面白かったです。大阪ガスさんでは、既存の商用製品を使った環境を全面的にオープンソースに移行しています。

いくつかコメントを抜粋すると。

  • リプレースする苦労は、商用ソフトでも、オープンソースでもあまり変わらない
  • 原因不明で終わる障害は、商用ソフトでも頻繁に起こる
  • スタートスモールからチャレンジ。まずは、成功事例が大切
  • オープンソース採用でコスト削減になるソフトウェアを選定した。例えば、検索ドキュメント数に応じて課金されるソフトウェアから、検索ドキュメント数では課金されないソフトウェア(Lucene) へ。
  • 信頼できるオープンソースベンダーを選定する。有償サービスを提供されているオープンソースは、そのサービスを購入する。存在していない場合は、コミュニティに入って、サポートできる体制を作った(関連会社のオージス総研で対応)

5,6年前に参加したMySQLユーザカンファレスに「東京ガスのGISにおけるMySQL導入事例」(ガスの配管地図システム)がありました。当時から、東京ガスさんでも、関連会社のティージー情報ネットワークさんと一緒に積極的にオープンソースを導入していたことを思い出しました。フォーメーションが同じ感じですので。

昨年よりも、参加者数が多い感じしました。実数は知らないのですが。

これからは、都合がつけば、マイクロソフトカンファレンス、Linux Foundation イベントに参加する予定(仕事が入るといけないですが)。

あと、オープンソースカンファレス2013.エンタープライズ(
オープンソースカンファレンス2013 .Enterprise - オープンソースビジネスの「今」を伝える
12月8日)は、参加します。講演予定
オープンソースカンファレンス2013 .Enterprise - イベント案内 | 2013-12-13 (金): エンタープライズでのOSS導入支援に役立つコミュニケーション術
なので。。