伝わる英語の話2
先日の英語ネタは、やはりアクセスが多いので、調子に乗って、もう一つ。
先日のエントリで書いたように、発音だけは自習だけでは覚えきれないので、ぜひトレーニングして欲しいことです。現在、自由が丘・酒田で英語塾Logosを経営されている斉藤先生のTweetを引用しましょう。
英語の発音は教え方さえ間違えなければ、短期間に急激に上手になる。中高生に共通する間違いがちなツボがあるので、これを矯正する分かりやすい説明と、練習メニューを提供することが大切。現状では、学校の先生も塾の先生も、生徒の発音はほとんど直していないし、直せないのだろう。
— 斉藤 淳さん (@junsaito0529) 2013年4月15日
音の違いを再現できない生徒を見ると、ほとんどの場合、違いを聞き取ることも出来ていない。自分の生徒に言わせると、food の [fu:]、hood の [hu:] 、「ふーふーして食べてね」の「フー」がどう違うか、説明して実演させて、初めて違いが分かるようになったとのこと。
— 斉藤 淳さん (@junsaito0529) 2013年4月15日
実際に、斉藤先生の授業を見学に行ったときに、みるみると、中学生の発音がうまくなっていったのを目の当たりにしました。
ぼくの実家のある和歌山では、ある一定の年齢以上の方は、「ざ行」と「だ行」の区別がつきません。自分自身は、いつから区別がついていたかはわからないのですが、明確に違いを意識できるようになったのは、高校の頃です(ぼくが区別して発音できないということではないのでご注意。ぼくの卒業した小学校名は、岡崎小学校という「ざ」が入っているので、当然、小学校から区別きちんとできています)。発音の仕方がわからないのと、たいてい聞き取りが区別しにくいのだと思います。なぜ、明確に聞き取れるようなったかというと、当時の英語の先生が、子音の発音を熱心に教えてくれた関係で、声の響きを意識するようになり、聞き分けできるようになりました。
(ちなみに昔話では、高校の社会の先生が、「長崎で盛んな産業は、銅線」 → 生徒「銅なんだ。。。教科書には、造船とあるけど」とか。物理の先生が、「ここの部分が「でんぶ 、でろ」 → 生徒「臀部 出ろ??」 (意味不明)。というのは、ありました。。全部ゼロね。。)
結局、違いがわからないと聞き取りもむずかしいと思います。日本英語でいいという人は、もちろんよいのですが、きれいに発音できて、損することはないので、学校では、練習をぜひやって欲しいと思います。
ぼくは、tr や pr のような、子音が連続する発音が苦手で、USで会議するときに、相手によく聞き直されました。今も、ダメです。ちなみに、仕事では、文脈で通じるので、なんとかなりますが、聞き返されない方が、いいですよね。
余談で、テレビのクイズ番組で、司会が「シンキングタイム」というのが、ものすごく気色悪いです。 sinking time かよ。沈んでいくぜと。。thinking time ですね。普通に、考えてくださいと日本語使えばいいのにと思います。