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Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

[2012Q4世界サーバー市場動向] びっくりのメインフレームの売上増とデータセンター向けサーバーが急拡大

2012年Q3のサーバー市場について、ブログ書けなかったので、Q4は、すばやく紹介。まだ、日本での発表されていないので、国内市場の状況は、わかりません。

昨日発表された世界的調査会社IDCのプレスリリース Worldwide Server Market Rebounds Sharply in Fourth Quarter as Demand for x86 Servers and High-end Systems Leads the Way, According to IDC から、情報をひろってみます。

サーバー市場全体:

  • 5四半期ぶりにサーバー出荷金額が増加
  • サーバーベンダーシェアは、売上高ベースで、1位 IBM、2位 HP、3位 DELL は、いつものように変化なし(サーバー出荷台数は、x86サーバー出荷台数が多いHPが1位になります)
  • 4位ベンダーは、オラクル、富士通、シスコが同率扱い (IDCでは、1%以内の差は、同率とみなす)

ヨーロッパ市場は、まだまだ不調のようですが、北米・南米・アジアパシフィック地域は、底入れしてきているようです。サーバーベンダーとして、とうとう、シスコが4位に入ってきたのが、大きなトピックでしょう。オラクルは、もう、サーバービジネスはほとんどやる気がないので、17.8%マイナスです。2013年は、4位グループで、富士通、シスコが争って、オラクルは、その他グループに入るのではという感じです。すでに、ガートナー社のプレスリリースを見ると、欧州市場では、Othersという分類にされてしまっています。

OS動向:

  • Linuxサーバーは、相変わらず好調で、12.7%増。スパコンとクラウド導入増加が理由
  • Windowsサーバーも、手堅く成長して、3.2%
  • UNIXサーバーは、相変わらずのドカーンと、落ちて、24.1%減少
  • そして、なんと、z/OSが稼働するメインフレームのIBM System z が、55.6%の売上増加。これは、なんと1997年以来、最大の売上高

やはり、最大の驚きは、メインフレームが、1997年以来最大の売上高ですよ。製品がリフレッシュされた影響がでているようです。ずっと、売上が右肩上がりということは考えられませんが、世界では、メインフレームを必要とする市場は、存在するということです。世界のサーバー市場で見ると、12%程度がメインフレームになるそうです。一方、UNIXは、さらに急速減少中です。HPのサーバー売上シェアが落ちている理由は、ProLiantは、好調だったけど、Integrityサーバーが絶不調と記事にあります。オラクルは、もうやる気がないので、下がる一方です。IBMも富士通も、売上落としているということも書かれています。

x86サーバー市場:

IDCも、ガートナーも、欧米のメディア(ぼくの知る限り)も、PCサーバーではなくて、x86サーバーと呼びます。国産ベンダーと、多くのITメディアだけが、PCサーバーと呼び続けています。少なくとも、メディアは、x86サーバーへの変更して欲しいです。

  • 売上金額は、4.1%成長したが、出荷台数は、少しダウンのマイナス0.4%
  • 一番身近なx86サーバー市場シェアは、1位 HP,2位 DELL,3位 IBMのいつもの順番
  • シスコが、単独で4位に浮上、5位は、富士通とオラクルが同率シェア扱い。
  • 最近市場を牽引してきたブレードサーバーは、3.3%成長。HPがダントツ1位の44.2%
  • データセンター向けの高密度サーバーは、 66.4%成長。デルがダントツ1位の50.8%

今後の動向を考えると、データセンター需要が高まる傾向は変わらないでしょうから、高密度サーバーへの取り組みが、サーバーベンダーの注力点になるでしょう。HPは、近くARMおよびAtomベースの高密度サーバーを発表することをアナウンスしているなど、新しいタイプのサーバーも投入されていくでしょう。また、その周辺のエコシステムも、構築されていくことが予想されます。