Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

2012年 あかいまことのトップ10書籍

誰が気にするのかということは、大きくありますが、今年読んだ書籍でトップ10を紹介。今年読んだということであって、今年出版されたわけではありません。そのため、今年出版されていても、お正月などに読んでいるケースがありますが、それは、2013年扱いです(MKT Rule)。

リストには、順位はありません。見ていただくとわかるように、分野が違いすぎるので、順番をつけるのは、。。。なので。
ただし、ここにリストした書籍は、読んで損はないと思います。基準は、だれでも読めて、楽しめる本です。他にも、このリストに入れていない書籍は、多数あります。悪いから入れていないというものわけではありません。


ビジネス書(ノウハウ系)

ビジネス書

生き方系

小説


詳しくは、以下にまとめてみました。

書籍名 著者 感想
外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック 山口-周 プレゼンだけでなく、レポートを作成するときのも活用できるノウハウ集。著者が記述しているように、この手の知識は、会社、業種などが変わっても、通用するので、ぜひ覚えてほしい知識です。企業研修向きのテキスト
ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書 アレックス・オスターワルダー フレームワーク「ビジネスモデルキャンバス」を使ったビジネスモデルを考えるための本。今まで、ビジネスプランを作った人におすすめ。ビジネスプランを作る経験の多い人には、物足りないこと多いと思う。キャンパスから実際のプランに落とし込むには、スキルが必要です。企業研修向きのテキスト
世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア 入山章栄 「世界の経営学者は、ドラッカーなんて誰も読まない」などを含めた国外の経営学者が行っている研究動向をエッセイ方式で紹介した書籍。おそらくビジネススクールでは、ケーススタディを中心に研究していると思っている人にとっては、、そのような動向でないことに驚く人も多いはず。近く、本書については、感想を詳しく書く予定
グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ スティーブン・レヴィ このブログでも紹介したスティーブン・レヴィの最新作。グーグルに、ここまで入り込んで調べた書籍はない。また、グーグルと中国政府の衝突は、今の日本だからこそ、読んでみる価値あり。
円高の正体 (光文社新書) 安達誠司 最近『ユーロの正体』を出版された安達さんのベストセラー。このブログでも紹介。こちらも、今の新政権での金融政策を理解する上で、ぜひ読んでほしい一冊。とてもわかりやすい。
「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書) 勝間和代 なぜ、ぼくが勝間さんの本か? などという突っ込みを受けるかもしれません。ただ、この本は、自己啓発的な本というより、勝間さんがどのように有名になり、どのように困ったかということを紹介する本なので、かなり趣が違います。文化人系有名人になったとしても、企業を経営するほどに、儲からないなど赤裸々な分析を含めて、興味深い一冊。
サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 大槻ケンヂ 定職につかずに「サブカルで食っていく」ために必要なことを紹介する一冊。一応。でも、どちらかというと、大槻さんの苦労話。一時期有名人になったけれど、そのあと苦労したことなど。大槻さんが本書で触れているオールナイトニッポンに、いきなりメインパーソナリティで登場した時は、ぼくもリスナーでビックリ。本人もビックリ。武道館でライブするようになっても、実家から、お母さんに見送られる話などの定番もあり。事務所との契約問題などなど、実際は、サブカルで喰っていかれへんやんとつっこみたくなる、一冊
99%対1% アメリカ格差ウォーズ 町山智浩 このブログでは、同時期に出た「教科書に載ってないUSA語録」を紹介しました。本書は、それよりも、固い本です。クーリエジャポンでの連載をまとめた一冊。町山さんが、オバマよりであることは、差し引いても、今の米国の状況・雰囲気を知ることができる一冊。ティーパーティや宗教右派と呼ばれるグループがどういう思想的な背景やスポンサーが仕切っているなどを知ることができます。米国というのが一筋縄で、「これ!」と言い切れないのがわかります。
64(ロクヨン) 横山秀夫 今年 このミステリーがすごい! 2013年版 1位 に輝いた一冊。最近、このブログでも紹介した一冊。数ある警察小説と比較して、重厚さは、一歩先を行く
ジェノサイド 高野和明 出版は、2011年3月。今年の正月に読破した大作。「創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く」ことから始まる驚愕のアクション小説。大切に映像化してほしい一冊。舞台が、錦糸町にある大学。コンピューター・セキュリティに関して、産総研の高木さんがアドバイスをしているなど、読み終わってから、なんともいえない感想を持ったのでした。