Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

感想: 『教科書に載ってないUSA語録』(町山 智浩 著)

10-11月に読んだ本は、いいものが多かったです。その中から、まず1冊。

『教科書に載ってないUSA語録』(町山 智浩 著) の感想を。

以前、講演『町山智浩の編集教室 「雑誌・映画秘宝の創り方」』を聴いて、ブログで紹介するくらい町山さん関係の情報は、追いかけているです。 書籍も、共著でない限りは、おそらく単行本はすべて読んでいます。町山さんは、この秋に、2冊新しい本を出版されました。その1冊です。

本書は、「週刊文春」連載中のコラム「言霊USA」をペーパーバックにしたもの。ペーパーバックのためか、415ページもあるにもかかわらず、1050円というお手頃な価格になっています。

内容は、米国カルフォルニア州バークレー在住の町山さんが、「日本人の知らないアメリカ語」を紹介します。例えば、日本ではほとんど使わないけど、米国だとよく使われるネット用語 LOL です。日本でいえば、www とかですね。これらに加えて、それは、米国人でも知らないだろうという言葉もいっぱい。

通常のテレビ、新聞、雑誌などで紹介される米国は、日本人にわかりやすいであろう内容が多くなります。町山さんが紹介するのは、それとは視点の違う「アメリカに住んでいる人たちの生活」を切り取った内容です。
11月の大統領選挙に出馬するのではと予測されていた元副大統領候補 ペイリンの数々のトンデモ発言、この数年大きな勢力になり、国政に影響を与えているティーパーティの迷言から、女子高生の言葉(昔なら、ギャル語? )などを使って、紹介します。

ぼくが英語をまじめに勉強していたときに、生きた英語を学びたいなら、「TIMEとかニューズウィークなんて読んでいたらダメだよ。女性誌とか、芸能誌のような、軽い または、会話の多い 文章が載っている雑誌の方がいいだよ」とアドバイスされたことがあります。町山さんは、以前に、その手の雑誌をよく読んでいたとコラムにありました。米国に移住する前は、それほど英語ができたわけではないそうですが、今や、ビッグネームのセレブを英語でインタビューするくらいの方です。尊敬します。

数分で、1つのコラムを読めるので、通勤電車で読むには、非常によかったです。軽いですし。挿絵もおもしろいので、そちらも、ぜひ、頼んで欲しい1冊。

ただし、乗っている米単語は、会話には、使えないと思います LOL