おすすめ書籍リスト:雑誌プレジデント『仕事リッチが読む本 バカを作る本』からみる
雑誌プレジデント最新号(4月8日発売) の特集は『仕事リッチが読む本 バカを作る本』。最近、読書づいている自分としては、参考になるかと思って、目を通しました。
結論としては、「ビジネスマン1000人調査の結論!」となっていますが、一位でも8,9票くらいということで、割れてしまっているので、あんまり中身自体の評価できないなぁという感じです。(人口デフレのおっさんの本も上位なんだ。。。)
http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2012/20120430/
有名人の方を中心に世代ごとのおすすめ図書なども掲載されています。いやー、とても、推薦者のリストする書籍には、とても、推奨できないのもあったりするのも多くて、困ります。さて、その中で、取り上げたいのが、加護野忠夫元神戸大学教授(経営学) の推薦書。
- プロテスタンディズムの倫理と資本主義の精神 (マックス・ヴェーバー)
- 葉隠 (和辻哲郎)
- 武士道 (新渡戸稲造)
- 五輪書 (宮本武蔵)
- 日本の200年(アンドルー・ゴードン)
- 昭和史 1926-1945 (半藤一利)
- 萩生徂徠の経営学 (船橋晴夫)
- 手仕事の日本 (栁宗悦)
- 徳川時代の宗教 (R N ベラー)
- ドラッカーに先駆けた 江戸商人の思想 (平田雅彦)
- 経営の精神 (加護野忠夫)
- 中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史 (與那覇 潤)
- トイレ掃除の経営学-Strategy as Practiceアプローチからの研究(大森 信)
- 戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか(三品 和広)
- 価値づくり経営の論理(延岡 健太郎 )
- 戦略本社のマネジメント―多角化戦略と組織構造の再検討 (上野 恭裕)
- アメーバ経営論―ミニ・プロフィットセンターのメカニズムと導入(三矢 裕)
- 「利益」が見えれば会社が見える―ムラタ流「情報化マトリックス経営」のすべて (泉谷 裕)
前半は、一言で言えば、渋い! 選定になっています。前半は、哲学的な書籍が並んでいます。途中は、戦略論。最後は、やはり企業は利益を考えると必要ということで、高収益企業の事例を踏まえた書籍になっています。
最近話題になっている『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史 (與那覇 潤)』が取り上げられているところを見ても、まだまだ現役だなぁと思うことしかりです。與那覇さんは、話題のNHK「ニッポンのジレンマ2」にも出演された気鋭の学者です。「中国化する日本」ということで、最近も話題になっている尖閣諸島のような話ではありません。シノドスジャーナルでの対談で知り興味を持った一冊。ぼくもこれから読む本リストに入っています。個人的には、上のリストからは、以下の本を読むかなリストにいれておきました。(上野さんは、ぼくが神戸大学社会人大学院にいたときに、学部から上がってきた方のようです。いくつかの授業は一緒の受けたのかも。)
- 中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史 (與那覇 潤)
- 手仕事の日本 (栁宗悦)
- 戦略本社のマネジメント―多角化戦略と組織構造の再検討 (上野 恭裕)
- 「利益」が見えれば会社が見える―ムラタ流「情報化マトリックス経営」のすべて (泉谷 裕)