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Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

今!米国TVドラマを楽しむための3つのナレッジ

この1年くらいマイブームなのは、米国TVドラマです。今までも、ブログで、グリーやメンタリストを取り上げてきました。ハリウッド映画と違うのかと思われるのが、米国TVドラマの第1ターゲットは、まず国内市場です。そのため、最初に国内で視聴率を稼げないと大変です。結果として、今のアメリカの風潮・風俗に関係することがモチーフになって、ドラマが展開されることもよくあります。そのため、それらがわからないと、「何だろ、これ」と思ってしまうこともよくあります(米国放映後に国際展開)。

特に、20年くらい前までのように、「海外情報=アメリカ情報一辺倒」だった時代とは違い、必ずしも最新のアメリカ事情に詳しくない人が増えている現在、よくわからなーいとなっても仕方がありません。特に、スポーツ情報は、サッカーを中心にヨーロッパ発信になってきているので、影響が大きいですね。

そのため、今日のネタは、「今、米国ドラマを楽しむための3つのナレッジ」をご紹介。

  • 近所のあの人がカルテル? 政府も信用できない? : メキシコ麻薬戦争

90年代にコロンビアを中心にした麻薬組織(メデジン・カルテルなど)が壊滅的な影響を受けた後に、メキシコのカルテルが力を持つようになりました。いくつかの有力なカルテル同士が抗争を繰り広げたり、あるいは、取締り強化を行うメキシコ政府とカルテルとが武力衝突を繰り返しているものです。戦争と評されるのは、その死者の数が、半端でなく多いのです。時事通信によれば、2011年で1万2千人、2006年末以降で5万人以上の死者を数えます。( http://www.jiji.com/jc/zc?k=201201/2012010300015 )

この麻薬戦争がたまらないのが、カルテルの影響を受けた政府高官や司法関係者が多数に渡り、必ずしも公の組織が、カルテルと完全敵対してない場合もあることです。そして、現在、米国で流通している麻薬の70%程度がメキシコのカルテルが仕切っているといわれ、社会問題になっています。

米国TVドラマで人気のあるのは、24以降も同じく、刑事モノ、サスペンスです。 となれば、常に悪役が求められることになります。当然、テロリストのネタは今も続きますが、国内に普通に暮らすという意味では、近くのメキシコ系アメリカ人が、カルテルのメンバーだった! みたいな展開がすぐに可能であることや、メキシコに国境を接する州から、カルテルに影響されたメキシコの都市に拉致される展開が定番です。

  • 格闘シーンが変わった: 総合格闘技の隆盛

 昔の欧米映画やドラマを見ると、白人の主人公が悪役と戦うときは、ほぼ「ボクシング」スタイルです。イスなどを使うこともありますが、基本は、「パンチ」です。ブルース・リージャッキー・チェン以降は、キックを使う映画やドラマが増えましたが、それらの多くは東洋人ということもよくあります。

2000年代に入り、UFCと呼ばれる総合格闘技団体が、リアリティショーブームのときに、番組に取り上げられ(新人が、総合格闘技のトラの穴に入門し、日々の特訓を受けて、最終的にプロデビューする)から、総合格闘技が一気に米国で広がりました。日本では、桜庭和志というスターを生んだPrideが衰退してからテレビで総合格闘技を見かけることは減りましたが、米国では大ブームなっています。いまやPPV視聴者は、プロボクシングのチャンピオンシップを抜くときもあるほどです。

総合格闘技は、パンチ、キックだけでなく、アマチュアレスリングのような「タックル」、柔道のような「関節技や絞め技」が使用されます。今まで、アメリカのケンカといえば、殴り合いというスタンダードだったが、タックルして、テイクダウン、関節技や絞め技でギブアップというこれまでにない戦いのスタイルが画面に登場しました。そのため、今TVドラマでは、アマレスのタックルから逮捕、柔道の「三角締め」で相手を失神させるという格闘シーンが随所に見られます。

  • 独立を主張するグループや鎖国を希望する集団

説明が難しいのが、この話です。米国は、独立を戦争で勝ち取った歴史からか、または、憲法に国民の武装が認められている? からか、国内に、多くの「独立を志向する」グループがあります。完全に独立というものから、「政府からの自由を願う」ようなグループがあります。彼らは、基本的にマシンガンなどで武装しています。一部は完全に独立自治区のようなものを作って、よそ者が立ち入ることができません。

また、現在米国政府が世界に展開している軍隊を国内に戻し、その部隊や浮いたお金を国内のセキュリティ向上に使うべきだということを主張している集団です。他国を守るためにお金を使うのではなく、国内の自治にもっとお金を使うべきだということです。これらの集団も、かなりのケースで、武装しています。

この3つ目のケースの実態は、日本に住んでいると一番わからないです。ただ、この武装グループと、FBIや警察との攻防というのは、定番です。中東のテロリストが犯人でなかったら、これらのメンバーだったというのが一番多いパターンでしょうか。

これらの3つは、それほど、現在の日本ではニュースにはなっていないと思います(たぶん)。以前は、陪審制度がよくわからないとかいうのも定番でしたが、裁判員制度が始まって、大まかにはわかるようになってきたと思いますので、今回はこの3つを。

最後に、今、ぼくのお勧めの米国TVドラマとして、3つ上げておきますね。

今全米で一番視聴率が高いドラマ。視聴率が高くなったのは、シーズン5くらいから。つまり、シーズン1-4くらいまでは、好きになるまでは見ないほうがいいです。あまり面白くないんです。ホントに。メンバーのキャラがすごくたっています。ただし、シーズン8なので、メンバーの高齢化が。。

実は、2番目に人気高いのが、NCISからスピンアウトした NCIS:LA。 こちらは、今シーズン3ということもあり、メンバーが若くて、ハツラツ系。80年代ラッパーで人気だったLL Cool J も興味深いですが、ケイト役の女性押し。

60年代に人気だったらしいHAWAII FIVE-0 のリメイク。しかし、別に昔のバージョンは知らなくても大丈夫。毎回、ハワイのきれいな風景が流れるのが、魅力的なドラマ。実際にハワイ州観光協会がバックアップしている模様。(ハワイなので凶悪犯のスケールがちょっと小さいことはさておき)毎回凶悪犯をかなり、かなり非合法というか強引な手法で捜査して、解決するのが州知事からの特別権限をもらったHAWAII FIVE-0チーム。
シーズン1の最初は、ちょいイマイチでしたが、後半になるほどよくなってきた。今月からは、シーズン2も日本で放映開始。そして、シーズン2では、上の「NCIS:LA」と「HAWAII FIVE-0」がクロスオーバーストーリーも展開されます。クロスオーバーとは、2つの番組でひとつのストーリーを共有するものです。同じ放送局での番組間で実施されるだけではなくて、違う放送局同士の番組で放映されます。
 
ということで、楽しんでください。アロハ、ホアロハ。