Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

IT企業は買収・統合の時代から、分割・分散の時代へ

買収の話をすると、『日本ダメ論』を信奉する人は、日本企業の買収は失敗して、米国では買収はうまくいっているんだという認識をしていることがよくあります。しかし、経営学での長期の渡る研究では、7〜8割は欧米でも失敗しています。 入山 実はM&Aが難しい…

フィンチャーファンなら必見の『ハウス・オブ・カード 野望の階段』

この数年の趣味の1つが、米国ドラマを見ることです。もちろんのことの『24』は見ていますが、毎日のように録画して見るようになったのは、ちょうど、独立を決めて登記までやることがなかった時期にぶっ続けで見てはまったからです。世界的に今は、米国ドラマ…

感想:聞き出す力(吉田豪 著)ーもちろん、「聞く力」を意識しているよ

さて、年末読んだ本で、良かったもの感想。一冊目は、『聞き出す力』(吉田 豪 著)です。最近は、TV出演も増えて、吉田豪さんも有名になってきましたね(とかきながら、情熱大陸以外に、豪さんがTV出ているのは見たことないかもですが。。昔、給与明細を見…

感想:「ゴーン・ガール」→エイミーにゾクゾク。。

年明けに最初に見に行った映画は、ぼくが今、一番好きな監督の一人デビッド・フィンチャー監督の「ゴーン・ガール」。かなりの評判を呼んでいます。デビッド・フィンチャーは、今度こそのグラミーでなく、アカデミーがとれるかどうかです。フィンチャーのこ…

お勧め本: 『日本経済はなぜ浮上しないのか』(片岡剛士 著)

総選挙も終わり、新政権の新しい経済政策に注目が移りつつある寒い冬ですね。選挙では、主にアベノミクスが争点となっていましたが、謎の論争(ドル建てのGDP比較とか)が多くて頭が痛くなった人も多かったと思います。そこでお勧めは、『日本経済はなぜ浮上…

感想: 『ホビット 決戦のゆくえ』 は、ハイ・フレーム・レート3Dで楽しもう

とうとう、J・R・R・トールキンの「ホビット」シリーズ3部作の最終章となった本作を、公開初日に観てきました。内容の詳細については、特にこのブログではふれません。ただ、原作があるのでわかるといえば、わかりますし、この後、指輪物語につながりますか…

テクノロジーの進歩が英語を遠ざける

先日の飲み会のときに話。VTRプレイヤーが高かった頃は、電気屋のおっちゃんが、機械をかってくれたお父さん向けに、「洗濯屋ケンちゃん」というのがタダでついてきたんだよ なんていう昔話をしていたのでした (まさに、「むかしわー」っていうやつです。ち…

『第3弾 英語を使って働く・英語を学ぶ』が終わって。。

昨年12月から開始して、第3回目となりましたのは、『英語を使って働く・英語を学ぶ』です。師走の忙しい時期に、約40名の方にお集まりいただきうれしく思います。第3弾 英語を使って働く・英語を学ぶ「「グローバル人材の今を考える」 | Facebook1回目、2回…

ITマーケティングのアップル化現象

約2年にわたる大きめのプロジェクトが終わることもあり、少し、グローバルIT企業におけるB2Bマーケティング界隈の話を書いてみたいと思います。 といっても、ウェブサイトにあるマーケティングツール動向などということではなく、もう少し大きめの話です。こ…

感想:『アイネクライネナハトムジーク』(伊坂幸太郎著)〜普通の人の恋愛小説〜

仕事で怒濤の9月末に発売されていたので、気がついてもいなかった。 通勤電車の中で、速攻、読破。伊坂 幸太郎氏の連作短編集『アイネクライネナハトムジーク』あとがきにあるように、元々、彼が大ファンであった斉藤和義さんの依頼で執筆された出会いについ…

『日本経済のシナリオ』(竹中平蔵/高橋洋一 著) 感想 「竹中さん、感謝を語る」

小泉純一郎元総理の経済ブレーンだった竹中平蔵氏と高橋洋一氏による対談をベースにした書籍。竹中さんのことを取り上げると、「新自由主義かー」とかいろいろと批判が来そうですが、、個人的には、2000年代は、あまりポジティブな印象を持っていなかったの…

日本人は、やたらSWOT分析好き→そろそろ新しいものに

あまり、このブログには実際の仕事の内容を書くことはありません(公開できないことも多いので)が、今回は、一般論なので、書いてみます。この半年くらい、いくつかの企業から、マーケティング、特に、B2Bマーケティング(法人向け)のトレーニングのご依頼をい…

感想:「セラピスト」(最相葉月著)→今のところ今年No.1

「セラピスト」は、最相葉月さんのひさびさの新刊。といっても、すでに出版から半年が経過(忙しくて、積読状態だった)。最相さんの本は、話題になった「絶対音感」からずっと、ぼくが数すなく購読しているノンフィクションライター。 感想は、今のところ、…

感想:10歳から身につく 問い、考え、表現する力―僕がイェール大で学び、教えたいこと

イェール大学助教授から、東京・山形でJ Prep 斉藤塾を経営されている斉藤淳先生の新著『10歳から身につく 問い、考え、表現する力―僕がイェール大で学び、教えたいこと』を読了。結論は、「買い」です。書籍の紹介文を引用。 子どもにこそ、イェール的教養…

感想 『首折り男のための協奏曲』(伊坂幸太郎著)

伊坂幸太郎氏の本は、でたら感想をブログに書いているれど、『首折り男のための協奏曲』はまだアップしていませんでした。 春にはすでに出版されていたけれど、多忙な時期で積読状態というより、あえて購入せずにおいていた一冊。先週末の出張中に読み切り。…

SEのためのビジネススキル入門 :SIerをいくらdisっても、最後は個人は努力するしかない

SIerをdisるのが、今、流行っています。市場規模が6兆円くらいあるので、今回の消費税増税分くらいです。SIer崩壊が本当にあったら、日本の経済にかなりダメージがあるでしょう(と思えば、真面目にかんがえて、すぐに崩壊することはない。何か理由があって…

感想: エドノミクス~歴史と時代劇で今を知る

「江頭」という名前の知人がいるが、どうしても、「江頭」と聞くと、2:50を思い出してしまう。同じく、「春日」といえば、漫才師の「春日」を思い出してしまう。でも、数十年前なら、「春日」といえば、「春日八郎」だろう。では、「日本」といえば、イメー…

感想:消費増税でどうなる? 日本経済の真相 【2014年度版】

本書は、2014年度版とタイトルがついている。というのも、2012年にベストセラーになった『日本経済の真相』から2年たった第2弾という位置づけだから。著者 高橋洋一氏は、元財務省キャリア官僚であり、第1次安倍内閣の内閣参事官を勤めてた後、官僚を辞めて…

感想: 『劇画 プロレス地獄変』 原田 久仁信

2か月ぶりにブログを逃避行動していているのでアップデートです。で、書くのはそれかよという内容ですが。。。80年代のプロレスがまだゴールデンタイムでテレビ中継されていた時代、週刊少年サンデーで人気だったのが、『プロレススーパースター列伝』でした…

感想:「最も効率的な語学習得法」を知るための一冊『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』(斉藤淳著)

英語というと、とかく批判されがちな日本の英語教育です。それが、変な方向に進んで、いろんなところで、炎上も引き起こしています。ぼくが通った県立高校では、たまたま留学生を担当する英語の先生が、担任だったり、当時、先端的な英語学習方法を紹介して…

The Rolling Stones の約8年ぶりに来日公演は、観客の髪型が一番変わった

先週、The Rolling Stones の約8年ぶりに来日公演に行ってきました。東京ドームで見るのは、初来日以来です。初来日と違うのは、観客の多くの髪型ですね。いやー、髪型が進化しています。観ていて、思い出すことも多いです。いろいろとこの年になれば、振り…

4年目のスタートと『出版記念』関係報告

MKTインターナショナル社は、おかげさまをもちまして、3月より4期目を開始しました。みなさまのご支援により、3年間を過ごし、ひとまずスタートアップの時期を脱して、次のステージへと進んでいくことになります。ありがとうございます。3年目は、各種の業務…

ドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』で人の歴史を感じる

本日ドキュメンタリー映画『ある精肉店のはなし』観てきました。結論としては、「ものすごく良かった」。本作は、昨年末に向けて、静かに、しかし、大きく反響が高まってきている映画です。著名人含めていろんな人が、感想、紹介しています。あらすじ (ある…

Red Hat Forum 2013 に行ってきた

11月15日開催のレッドハット社主催 Red Hat Forum 2013 RED HAT | レッドハット・フォーラム 2013 に参加してきました。10−11月にかけて、IT業界はイベントシーズンです。僕自身もイベント運営サイドに入ったりして、多忙を極めましたが、一息ついたので、知…

感想:『普通に働け』(常見陽平 著)

10月は、イベントシーズンでもあり、近年になく多忙だったため、ブログ更新も1ヶ月ぶりです。アクセス数を久しぶりに確認したところ、あいかわらずアクセス数が高いのが、次の2つです。 グーグル社の採用・評価方針やっぱりユニークね 地方からITエンジニア…

GNUプロジェクト30周年に思う

GNUプロジェクトとは何かということを、IT業界で働いている100万人ですら、説明できる人は多くないと思います。(と、書きつつ、このブログでGNUプロジェクトの説明をすることはしないので、Wikipediaなどを含めて、検索してもらえるといいと思うのですが、…

Ad Tech Tokyo 2013 に参加:国際会議だと英語どうするか?

今週は、Ad Tech Tokyo 2013 に参加してきました(残念ながら、フルタイム参加ではない)。このイベントは、インターネット広告、それも、デジタルマーケティングと呼ばれる分野にフォーカスした有償イベント。マーケティングといっても、広告・宣伝に軸足をお…

感想: 『起業して3年以上「続く人」と「ダメな人」の習慣 』(伊関 淳 著)

世の中は、「起業」「スタートアップ」の『キーワード』ブームです。この手の言葉がブームということは、実際は、まだまだ起業する人は増えていないと思いますが、起業に興味を持っている人は増えていると思います。そんな中、『起業して3年以上「続く人」と…

感想:8年ぶりの続編「死神の浮力」(伊坂幸太郎著) はマイナンバーワン(今のところ)

いつものように、伊坂さんの本は、デフォルト購入。100万部突破のベストセラー『死神の精度』の8年ぶりの続編「死神の浮力」。主人公は、前作と同じく「千葉」。死神は、県や市の地名を名前に持っている。調査部に依頼により、対象者を1週間監視し、そのまま…

竜巻の年別/月別発生回数: これから発生ハイシーズン

竜巻は、米国のニュースではよく見るけど、日本は知らないなぁと思っていました。でも、ご存じのように、最近は、国内でもニュースが多いので、どうなのだろうかと気象庁サイトを確認。1991年までは、竜巻に対するあまりデータがなく、力を入れ始めた統計は…