読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Akai's Insight & Memo

かなり小さなマーケティング会社の社長のブログ。MKTインターナショナル株式会社 代表取締役社長 赤井 誠。http://www.mkt-i.jp id:mktredwell

感想:(ネタバレなし)ゲーム・オブ・スローンズ シーズン5

『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン5』 を観たので、感想を。


ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記 コンプリート・セット(5枚組) [Blu-ray]

(今や、シーズン1は、ブルーレイでも2,782円!)

といっても、いつものようにネタバレなし(かすかにありますが、ストーリー的には大きく分からないように書いています)です。

シーズン5は、シーズン4よりも個人的には面白くなかったかなぁといいたい気持ちが、前半続きました。いつも、前半はトロロロと進むことも多い
のですが、今回は特にそう感じたのでした。あと、いつものシーズンだとピークになる話が1つくらい
感じるのですが、今回の後半3話は、すごい濃密であり、かつ、衝撃的な終わりを見せて、かなりびっくりです。
そのため、シーズン全体で観ると、感想が難しいです。

前回のシーズン4の感想でも書いていますが、「主人公」だと思われている、または思っていた人が、いきなり死ぬ死ぬ。。今回もそうでした。
そのため、普通のハリウッド映画のように、危機になったも、主人公は絶対に助かるんだなんて、思ってみていると、ものすごく裏切られます。

あと、このシリーズは、ずっと、「やたらといやなヤツ」がでてきます。性格悪い、変質的。。。

とてつもなく憎くていやな役柄のサーセイ・ラニスター(レナ・ヘディ)は、今回は、いつもにもまして、いやな女性です。ジョフリー・バラシオン(ジャック・グリーソン)が、いやなやつNo.1でしたが、これでいやなやつNo.1になったと思いましたが、実は上には上がいました。

このシリーズは、いくつもの主要人物を軸としたストーリーが展開されています。しかし、必ずしも、彼らが交わることはなかったりすることも多いのです。個人的に気になるのが、ティリオン・ラニスター、デナーリス・ターガリエン、ジョン・スノウを軸としたストーリーです。
今回は、とうとうそのティリオンとそのデナーリスが交わったのがポイントでしょうか。

ティリオン・ラニスターを演じる(小人症という設定)ピーター・ディンクレイジは、いつも上手くてすばらしいです。

今回のデナーリス・ターガリエンのベストシーンは、ある人が女王であるデナーリスのために闘うといって戻ってきたときの彼女の表情ですね。愛した女性が悪かったというか。意外だったシーンは、それまでデナーリスはヌードになっていたのに、今回からベットシーンではヌードシーンなし(あれ。。)

ジョン・スノウのストーリーは、いつも悲しく、なかなかハッピーにならないのが観ていてつらいですね。

シーズン5までで、原作の在庫は切れたそうなので、シーズン6以降は、原作者とTV制作チームが一緒になってストーリーを作っていくそうです。これだけ話が広がってしまったシリーズをどうやってまとめていくかが問われるでしょうね。

【黒歴史を払拭できるか?】ラグビーワールドカップ 2015 イングランド大会(1)

ラグビーワールドカップ 2015 イングランド大会開幕まで、10日となりました。

日本では注目度が低いラグビーワールドカップですが、世界的には、スポーツ3大イベントの一つされ ています。

ラグビーワールドカップの特徴の一つが、開催期間が長いことです。大会は、この手の国際大会では非常に珍しい 5週間にわたる大会になります。
オリンピックが2週間、サッカーワールドカップが4週間です。理由の一つが、やはり、体をぶつけ合う競技のために、野球やバスケのように毎日試合する訳にはいかないということがあるようです。

開幕日 9月18日(金曜日) → 決勝 10月31日(土曜日)

しかし、逆にいえば、期間が長いため、強豪国のサポーターは、長期にわたり現地に滞在するので、経済効果もあります。

では、日本代表は、どうでしょうか?

実は、世界ランキングが、初めてのトップ10に入るなど、この数年は上昇傾向です。昨年後半から今年前半にあまりいい成績でなかった関係で、ランキングは、今13位と落ちていますが、エディー監督のもと、強豪国にも勝つこともでてきたりして、状況はよくなっています。

rugby-rp.com

さて、日本代表(昔から、チーム名の愛称は、 ジャパン。。。そのままなんですが)は、過去開催されたすべてのワールドカップに出場していますが、勝利はたった1つだけ。なんども、勝利できる可能性があった試合も落としたり、引き分けになったりしています。

しかし、それよりも、何よりも問題なのは、日本ラグビー界の黒歴史となる伝説の試合から、日本代表の転落は始まったのです。それは、

ブルームフォンティーンの惨劇

と称されるニュージーランド オールブラックスに、145 対 17 で破れた試合です。『インビクタス/負けざる者たち』(監督 クリントイーストウッド、主演 モーガン・フリーマン/マット・デイモン) は、南アフリカで開催された1995年ワールドカップで南アフリカ優勝をあつかった名作映画があります。この中で、「145点も一試合で取られた??」と南アフリカ代表が驚いたシーンがあるほどで、衝撃を、悪い意味で与えました。今も、世界記録です。

この試合は、最後まで闘志を見せていた梶原宏之選手などの数人の奮闘ぶりを除くと、本当にひどかった。

当日、大会直前に4年ぶりに日本代表に復帰して、事実上チームの監督の立場(といわれていた) 平尾誠二が、ニュージーランドを相手に玉砕する試合に不出場。そして、彼を中心にしたメンバーが、毎晩、カジノに繰り出したり、現地での練習をほとんどやっていなかったと、現地取材したラグビージャーナリストが、書籍や雑誌で書いています。そういうこともあり、平尾には、晩節を汚したスター選手という記憶が、熱心なラグビーファンに残っているのです。(その後の日本代表監督として、ワールドカップで未勝利ということで、成功しなかった指導者としても。。)。

そういう歴史を知ってから、次のNumberサイトに上がっているエディ監督のインタビューの背景がわかります。

number.bunshun.jp

「自分が日本ラグビーを救うのだ、という使命感をずっと持ち続けてきました。私は長い間日本のラグビーにかかわってきて、この国にもいい選手がたくさんいることを知っている。彼らは勤勉で、忍耐強く、ハードワークを厭わないということを知っている。ラグビーを愛するファンがたくさんいることも知っています。それに相応しい代表チームがあるべきなのです。そして、それを世界に知らしめるチャンスはワールドカップしかないのです

ジャパンは、9月19日(土)深夜 0:15にワールドカップ第1戦 南アフリカ戦です。今回、次のワールドカップが日本開催ということもあるのか、早朝の中継は、最後のアメリカ戦のみで、あとは、10時〜12時に始まります。

第1戦の勝利確率は低いのですが、残りの3試合は、勝機があります。ジャパンとほぼ同ランクのチームとの3試合ですので、モチベーションが保てれば、すべて接戦になるでしょう。とても楽しみです。

  1. 世界3位 南アフリカ、
  2. 世界10位 スコットランド
  3. 世界12位 サモア
  4. 世界15位 アメリカ

試合は、地上波は、日本テレビが独占中継。www.ntv.co.jp

BS/CS/ケーブルでは、J-Sportsの独占中継です。

www.jsports.co.jp


契約があるならば、J-Sportsでの視聴の方が、よいです。世界のラグビーを見て、最新情報を知っている解説者 小林深緑郎さんがいますので。

大会が終わるまで、盛り上がらないと寂しいので、定期的にラグビーワールドカップネタをブログに書きたいと思います。

仕事のパフォーマンスが急激に劣化するおじさん

『漢のコンピュータ道』で、次のエントリが上がっています。

nippondanji.blogspot.jp

圧倒的大多数の人は適正な評価を下せない

最大の問題点は、ITなどの専門分野の記事や書籍は、その専門知識をきちんと持っている人にしか、適正な評価は下せないということだ。書店から書籍を購入する人は、その分野の知識を学習するために書籍を購入する。

こちらは、記事や書籍について記述されていますが、企業においても、上位マネジメントが、専門知識を持っていない人、あるいは、経験値が低い人が、部下、同僚の評価をきちんとできないという構造もあります。

エンジニアでよくあるのが、「上司が技術をわからない」ので評価できないというものがあるでしょう。しかし、これは、エンジニアに限った話だけではなく、例えば、営業上がりのエグゼクティブは、経理のことがよく分からず、経理の人を冷遇するとか、そんなことはよくあります。

評価に求められるのは、昔からいわれるように、納得性、公平性、客観性が必要だといわれています。そんな中で、長いサラリーマン生活をしていて(国内、国外の事例を見て)、評価が、どうしてもおかしいの違うの? というのをよく見ていました。

急激にパフォーマンスが劣化するおじさん

代表的なのは、20-30代では、すごくパフォーマンスに優れた人が、40代に入った頃から、急激にパフォーマンスが劣化するおじさんになるのです(ぼくもその年代なんですが)。

そのおじさんたちは、企業の中では、意外なほど部長、本部長、執行役員なんていう肩書きを持っている人が多くいるのです。

かれらは、

働かないおじさん」 ではなく、

急激にパフォーマンスが劣化するおじさん」 です。

昨今は、いろんな企業も大変なので働かないおじさんを雇用し続けるのも大変なのですので、働かないおじさん(ソリティアおじさんともいわれる)は、個人的には減っていると思っています。

が、それとは違って、働いてはいるのだけど、「急激にパフォーマンスが劣化するおじさん」がいるのです。(徹夜ができないとか、長時間残業ができないとかというのではなく、仕事のアウトプットが劣化する)

昔から観察しているのですが、本人はパフォーマンスが落ちているという実感はなさそうなのです。

理由は、いろいろと考えてはいますが、本人に起因するものと、上司などの関係者に起因するものがあると思います。

上位マネジメントが、同期や部下も同じように成長していると思っているという誤解

これは、意外に知られていない気がしていますが、事例は多くあります。ビジネスパーソンが、自分の成果を上げて、昇進していくときには、同時にその人の能力もあがっていくことがよくあります(これは、幸せな関係)。しかし、その人は、自分の部下や、同期も同じように成長していると勘違いしていることが多いのです。

その人は、部下も同期も成長していると思っていますから、自分の昇進に併せて、自分が関係するポジションに彼らを配置(昇進)させるのです。

しかし、残念ながら、自分の成長と、他人の成長は違うのです。

彼らは、平社員や課長レベルでは、非常にすぐれたパフォーマンスを発揮するのですが、上位ポジションでは、「細かすぎる」「根性がない」「命令ばかりする」といったことで、
組織のパフォーマンスを劣化させる方向に成長するのです。

本人としては、昇進もしていきますから、自分の能力に対する自己効力感は上がっています。

上位マネジメントは、自分が人を見る目がなかったということは認められませんから、配置転換は難しいので、だめなおじさんは、劣化したパフォーマンスで、仕事を続けます。

(少し違いますが、ベンチャー経営者が、企業の成長過程で、初期のメンバーと考えが乖離していくというのはよくある話です。経営者の本などを読むと、経営者の成長に比較して、他の社員が成長できないことがあるといった意見があります。人の成長には差ができるというのは、企業の規模を問わず起こることでしょう)。

その人の本性が現れる(1)

大きな企業では、いろいろな部署や人から、「頼まれる」仕事がある人がいます。前職時代でいえば、マーケティングはその典型的な職種です。

  • お客様からLinuxについての戦略を聞きたいと頼まれましたので、お忙しいでしょうが、同行お願いできますか?
  • XXという展示会があるのですが、貴社にぜひスポンサーをお願いしたいのですが?
  • 値引き承認が必要ですが、承認お願いできませんか?
  • ぜひ、XX分野でのアライアンス活動を進めませんか?

などなどです。企業は、ヒトモノカネといわれますが、マーケティング費用などのカネに絡んだことは、この手の傾向が増えると思います。

人の本性は、こういったときに現れると思うのです。

このような役割を持つと、『自分が偉い人』になったということを勘違い(勘違いでなく実際に昇進していることもあるけど)して、やたらと、態度がでかくなったりします。

こういう態度になった人は、自分に依頼がたくさん来ることが、仕事をたくさんしていると思っていますので、働かないおじさんではないのです。自分に依頼がくることがとてもうれしいので、権限委譲などはやりません。そして、自分が手を動かすよりも、より下部へ、あるいは小さな企業に仕事を丸投げしたりします。そんな命令や依頼をできる自分が好きですので、丸投げしているという理解はしていません。

また、話題の成長企業に勤めていると、講演依頼や取材を受ける機会があり、目立つことも多くあります。そういったときに、成長企業がその目立つ機会をもたらしているにもかかわらず、『自分が評価されているからだ』と思う人がよくいます。そういった人も、注意が必要だと思います。

(独立してから、小さな企業の人として、それまでつきあいのなかったこの手の成長企業に訪問したときには、この手の人から、ありがたいご説教を、何度も聞いております。仕事の手を動かせないスキルの人が多いので、その後、消えていったりしますし、うまく渡り歩く人もいます。)

その人の本性が現れる(2)

大きな企業では、やたら社内政治の好きな人がいて、仕事もほどほどに、組織拡大に全精力を注ぎ込む人がいます。やたらと、部下の人数を増やす活動をしたり、部署ごと吸収しようとしたりです。そんなことをやっていますから、仕事のパフォーマンスは劣化します。これは分かりやすい事例ですね。

そういうことをいろいろと見てきているので、30代の頃から、急速、劣化しない人になりたいなと思っていたものです。

つまらない大人になりたくない!

というのは、佐野元春の20代の歌ですけど、いくつになっても、劣化したくないなと思います。。

していたらいやだな。。。知らないところで。。

2015年4-6月期:サーバー出荷は世界も日本も堅調

久しぶりに、メモ代わりに、サーバー市場動向を。

世界的な調査会社 IDCによって、2015年4-6月期のサーバー出荷動向がプレスリリースされました。

Worldwide Server Market Revenues Grow 6.1% in the Second Quarter Bolstered by Strong Demand in the US and Asia/Pacific, According to IDC - prUS25861515


抜粋とコメントをつけます。

よく誤解されるのが、クラウドになるとサーバー出荷が落ちるという件です。クラウドが成長すると、ベンダーが出荷する先が、エンドユーザーとなる企業や組織から、データセンター事業者やクラウド事業者に移行していくと捉える必要があります。2つめで誤解されがちなのが、必ずしも、メインフレームはなくなっているわけではないということです。

ベンダー別シェア

  • 全体 +6.1%
  • HP 7.7% up, DELL 5.9% up
  • シェア順位: HP, DELL, IBM, Lenovo, CISCO
  • ODM は、12.9% up

HP、デルが比較的堅調であったことと、レノボがIBMのx86サーバー事業を吸収して、サーバーベンダーとして、4位に急成長で入ってきています。この数年話題であった ODM (ざっくりといえば、台湾・中華系のベンダーが、データセンター事業者などに直接納品するようなサーバー) の成長が、20%以上の成長が落ち着いてきたことも注目だと思います。HP、デルなどが、ODMと同じようなビジネスをし始めていますし、これからビジネスが激化していくと思います。

なお、オラクル、富士通、NECは、トップ5には入っていないので、この手のリリースではすでに名前は出てきません。富士通は、まだトップ5には入る可能性はあると思いますが。

地域別

  • 全世界 +6.1%
  • 米国 +12.6%
  • 日本 +6.4%
  • 日本を除くアジアパシフィック +12.0%
  • 西ヨーロッパ +0.3%
  • 中東・アフリカ +1.9%
  • カナダ -7.5%
  • 中央・東ヨーロッパ -22.8%
  • ラテンアメリカ -27.5%

サーバー市場全体で見ると、その地域のマクロ経済の影響が、かなりでます。日本も、意外にかと思われるでしょうが、GDPの結果を見ても分かるように、企業の投資は堅調だったのと同じく、堅調でした。米国も伸び率が高いです。最近、調子が悪い(ブラジルでデモとか起きているとか)ラテンアメリカは、かなりよくないです。ヨーロッパも同様です。

日本を除くアジアパシフィックですが、 4−6月期はよかったですが、おそらく、このチャイナショックから見えるように、成長はペースダウンすると思います(中国の割合が大きいので)。

モデル別等

  • x86サーバー +8.2%
  • non-x86サーバー -1.4%
  • メインフレーム +9.2%

このあたりも、よく誤解されがちですが、メインフレームは、底堅い需要が世界的にあります。それしか使えない、移行できないシステムというのがあるということです。
(僕の知る限り、x86サーバーのことを、PCサーバーと、今も呼んでいるのは、日本だけだと思います)


今後ですが、この数週間の世界経済動向を見ると、2015年7-9月期は、不透明ですね。

感想:『プレゼンは「目線で」で決まる」(西脇資哲 著) と同時に、愛情もね。

すでに、発売から1ヶ月半たち、順調に売上が伸びているという『プレゼンは「目線で」で決まる」(西脇資哲 著) の感想を。内容については、以下で、内容を紹介しているサイトをリンクしているのでそれ以外のところを。

プレゼンは「目線」で決まる―――No.1プレゼン講師の 人を動かす全77メソッド

書籍紹介から:

200社超・5万人を納得させた「実証済みメソッド」が書籍化!見た瞬間すぐに伝わる、スライド。最後まで目が離せない、シナリオ。聞き手を釘付けにする、トーク。最速・最短で成果につながるプレゼンの3極意!

西脇さんといえば、数年前には、すでにITイベントでは彼のセッションは、即満席でしたが、ここのところは、ITフィールドを超えての大活躍です(個人的には、ワンクッションはさんで知り合いが多いのですが、なぜか昔からすれ違っているですね)。

そんな西脇さんが、各所でトレーニング、セミナーなどなどを実施してきた内容を分かりやすく、紹介しているものです。もちろん、書かれている内容の一部には、「他の書籍で読んだよ」「すでに知っているよ」なんていう人もいるでしょう。それは当たり前で、そういう他の人のプレゼンの本や、実際のプレゼンテーション(例えば、書籍に引用されている例では、ジャパネットたたかさんとか)を分析して、西脇流として、すぐにでも、使えて、『効果的』な内容としてまとめているからです。だから、聞いたことはあるよといっても、100%同じではなく、カレの個性が入っています。

人によっては、もっと、高度なものをとか、マイクロソフトの人なんだから、もっとパワポの使い方をと感想を持つ人がいるかもで。しかし、これは、今、プレゼンに悩んでいる、あるいは、これからそういう仕事が多くなる人に、おすすめしたい書籍です。

具体的な内容はといえば、以下のサイトでさわりがあるので、ご覧ください。oss.sios.com

実は、マーケティングなどの外向きのプレゼンをよく実施するような人で、結局プレゼンだけうまくて、その人の見えないウラでは、社内の人(特に営業)が「単なる商品説明員」「ショールムームのコンパニオン」 と言っていることも少なくありません。しかし、プレゼンを行うことは、実際には商品の説明だけではないと思います。

そういう意味で、一番共感したのは、実は、以下のあとがきです。

あなたのプレゼンを上達させるのに、あと何が必要だと思いますか? 「ここからは練習あるのみ。それ以外はにはもうありません!!」ーーそう答えたいところですが、実は、もう一つだけプレゼンをよくする方法が「ある」のです。
それは、伝えようとしている「もの/こと」に愛情を持つことです。 好きなものであれば、人はそれを自分以外の人にも伝えたくなります。その気持ちがプレゼンに独特な「熱」を注ぎ込み、プレゼンそのものの質を向上させるのです。

企業で働く人が、プレゼンを行うのは、社内/社外をとわず、次のアクションを取ってもらうことです。そのためには、「説明だけうまくても、伝わらないこと、つまり、次のアクションにつながらないこともよくあるのです」。少しヘタ(→ここがポイント。ヘタだとダメ。少しヘタとはかなり意味が違う)でも、「熱」が伝わると、人は動いてくれることも多いのです。

特に、企業で、「準備に十分時間がとれて」、プレゼンテーションを行うことができるという機会は、役割が増え、役職が上がっていくと、非常に減っていきます(CEOレベルになれば別でしょうが)。30分ほど前に「説明に来て!」と言われて、事業報告を行うことになるなど、よくありますし、緊急トラブルが発生して、客先報告をすぐに実施しないといけなくなることも多々あります。そのときには、「愛情」であったり、「感情」も伝えることができるかが、一つ重要なポイントです。

その昔、GEの伝説のCEOジャックウェルチがCEO に就任する前、GEでは、年に一度の各事業部の事業戦略発表会は、一大セレモニーとかし、印刷物が書籍のようにきれいに製本され、すばらしいプレゼンテーションが実施されていた聞きます。しかし、その頃の事業は、うまくいっていなかったのです。外見だけを取り繕っても、実体が伴っていなければ、次へとつながっていかないということでしょう。ウェルチは、そのような事業戦略発表会は廃止したそうです(記憶をたよりに書いていますが)

という意味で、この本からまず、基本的なことを学んで、次のきっかけへのステップもあとがきにあるあるので、最後まで、読んでもらいたい一冊です。